セミナー開催レポートブログ

Excelマクロ×​ChatGPTで個人作業を自動化|マクロ記録からGAS応用まで

開催日
2025年11月19日(水)21:00–22:00
講師
森田さん
セミナー開催レポートブログ Excelマクロと生成AIで個人作業を自動化 講師森田さん 2025年11月19日開催

Excelのマクロ記録とショートカット割り当てに、ChatGPTなどの生成AIで分岐やトグルを足すと、プログラミングなしでも日常の操作を自動化できます。GoogleスプレッドシートのGASにも同じ考え方を応用できます。

2025年11月19日のProcevoの講座では、講師の森田さんが個人活用型のマクロ作成から、生成AIを使ったVBA/GASの拡張までを実演しました。

個人活用型マクロの進め方の図。開発タブを表示して保存先を把握し、相対参照で記録してショートカットを付け、生成AIで分岐・トグル・エラー処理を足す。同じ考え方はGASにも応用できる

今後のセミナー予定

個人活用型マクロとは?

講座資料の「前提準備」(開発タブの表示・マクロの記録方法・保存先の確認)と「ポイント」4項目をまとめた画面

Excelのマクロは、ファイル同士をつなぐ大規模自動化だけではありません。毎日繰り返す小さな操作をショートカットに割り当て、生成AIで分岐やエラー処理を足すと、コードを一から書かなくても作業速度を上げられます。講座の主題は、この個人活用型の進め方でした。

マクロを動かす方法は?

実行の入り口は主に次の3つです。

  • リボンから実行:開発タブのマクロ一覧から選ぶ
  • 図形ボタン:シート上の図形にマクロを登録する
  • ショートカット:キー割り当てで即実行する(個人活用の本命)

マクロ入りのブックを開いておけば、他のブックでもショートカットが有効になる、という点が強調されました。

マクロの実行の入り口3つの図。リボンから実行(開発タブのマクロ一覧)、図形ボタン(シート上の図形に登録)、ショートカット(キー割り当てで即実行・個人活用の本命)

使える状態にするには?

  1. 開発タブを表示する(ファイル → オプション → リボンのユーザー設定)
  2. マクロの記録方法を確認する(開発タブ → マクロの記録)
  3. 保存先を把握する(PERSONAL.xlsmの場所)

記録時は相対参照を使うと、開始位置が変わっても同じ相対操作を再現しやすい、と説明されました。

配布ブック「Excelマクロパック_v02.xlsm」の「マクロの設定方法」シート。マクロの有効化方法(Windows・Mac)と注意事項

記録でショートカットを作るには?

練習用の「作業場」シート。ランク・魚の種類・寿司の名前・賞味期限の表で操作を試す画面

よく使う手順をマクロの記録で取り、名前とショートカットを付けます。自分でVBAを組まなくても、記録だけで出発点になります。講座では、日常の整形や移動などの小さな操作を例に進められました。

ブックの「登録マクロ一覧」シート。キーごとにショートカット名と内容(赤文字トグル・灰色セルトグルなど)が並ぶ
記録したマクロ「テスト」のVBAコードをVisual Basic Editorで開いた画面

生成AIで分岐やトグルを足すには?

記録したマクロをChatGPTやGeminiに渡し、「この条件のときだけ動かす」「同じキーでオン/オフを切り替える」「エラー時はメッセージを出す」といった意図を伝えます。返ってきたコードは差分を読み、テスト用ブックで試してから本番へ移します。社外秘のシート構造や個人情報は貼らないことが前提です。

生成AIへの渡し方の図。記録したマクロをChatGPTやGeminiに渡し、条件・オンオフ切り替え・エラー時のメッセージといった意図を伝え、差分を読んでテスト用ブックで試してから本番へ移す

スプレッドシートとGASへはどう広げる?

同じ考え方はGoogleスプレッドシートとGASにも応用できます。ショートカットキーへの割り当てはExcelほど自由ではない一方、メニューやボタン、時間主導のトリガーで個人の定型作業を自動化できます。講座では、Excelで培った「小さく記録し、生成AIで足す」流れをGAS側でも使う視点が共有されました。

ExcelとGoogleスプレッドシート・GASの比べ方の図。Excelはショートカットに割り当て、スプレッドシートは割り当てがExcelほど自由ではないため、メニューやボタン、時間主導のトリガーで代替する

繰り返しの作業をAIに任せる考え方はAIエージェントの使い方|フォルダ整理から見積もり・動画マニュアルまで、定型の作業をスキルにして自動化する例はClaude・Codexのスキルの作り方|NotionマニュアルとGmail通知の自動化で扱っています。

まとめ

個人活用型マクロは、大規模システムではなく、自分の繰り返し作業を短くすることが目的です。開発タブの準備、相対参照での記録、ショートカット割り当て、生成AIによる分岐・トグル・エラー処理、そしてGASへの横展開が講座の芯でした。共有ブックへの投入や機密の扱いは、社内ルールを確認してから進めてください。

よくある質問

マクロの記録とVBAの手書き、どちらから始める?

まずは記録で下書きを作り、足りない分岐だけ生成AIに足してもらう方が早い、という進め方でした。

ショートカットは他のブックでも使える?

マクロ入りブックを開いておけば、他のブックでもショートカットが有効になると説明されました。

相対参照と絶対参照の違いは?

相対参照は開始位置からの動きを記録します。場所が変わっても同じ相対操作を再現しやすいです。

Macでも同じマクロが使える?

環境差があります。ショートカットやPERSONALブックの扱いは、使っているExcelの版とOSで公式情報を確認してください(2026年11月時点)。

ChatGPTに何を伝えればよい?

いまのVBA、やりたい条件分岐、トグル、エラー時の挙動、相対参照を維持してほしい旨を具体的に渡します。

スプレッドシートではショートカットに割り当てられる?

Excelほど自由ではないため、メニューやボタン、トリガーで代替する整理でした。

会社の共有ブックにマクロを入れてもよい?

権限とセキュリティポリシー次第です。個人用と共有用を分け、社内ルールを確認してください。

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