セミナー開催レポートブログ

AIアプリをMacにする方法|Codex App BuilderでDMG配布まで

開催日
2026年10月6日(火)21:00–22:00
講師
KEITO
セミナー開催レポートブログ AI機能が入った アプリを作成する ハンズオンセミナー② 講師KEITO 2026年10月6日開催

前日に作ったAIスケジュール帳は、Codex App Builderのスキルを使うと、アイコンから開けるMacアプリに仕上げられます。当日はDMGとZIPの生成、ChatGPTログイン、文章からの予定追加まで確認しました。ただし、Windows版ではプロセス管理の制限が報告され、同じ手順で動くとは言い切れません。

2026年10月6日21時から、KEITOが2日連続ハンズオンの2日目を開催。前日に作ったAI機能付きのスケジュール帳を、使う人に渡せるデスクトップアプリにする作業を進めました。アプリの作り方から追いたい場合は、AIスケジュール帳の作り方|Codex App Serverでアプリを作って試すから読めます。Codex App Serverの仕組みや料金は、Codex App Serverの使い方と料金|ChatGPTのプランで動く社内AIアプリの作り方で扱っています。

今後のセミナー予定

2日目は何を完成させた?

この日のゴールは、ブラウザーで開いていたAIスケジュール帳をMacのデスクトップアプリにし、配布用ファイルまで作ることでした。App Serverそのものの説明やスケジュール帳の制作は前日に済んでいるため、作ったアプリをどう起動し、どう渡すかに時間を使っています。

前日に作ったWeb版AIスケジュール帳をMacアプリにし、DMGとZIPを作って動作確認する3段階の流れ。
  1. 前日のWebアプリ:AIスケジュール帳をブラウザーで開く。
  2. Macアプリ:アイコンをクリックして開ける形にする。
  3. 配布用ファイル:DMGとZIPを作り、起動と予定追加を確かめる。
Webアプリはコマンドで起動し、Macアプリはアイコンから開くという2日目の目標を示したスライド。

なぜWebアプリをデスクトップアプリにする?

前日のアプリはローカルのWebアプリなので、使うたびに起動用のコマンドが必要でした。KEITOは普段のアプリと同じようにアイコンを押して開ける状態にしたかったと説明しています。

DMGを受け取り、開いてアプリケーションフォルダーに入れ、アプリを起動する流れを示したスライド。

DMGはMacアプリを入れて渡すためのファイルです。社内やチーム内で使う人が毎回コマンドを入力せずに済み、受け取った側も通常のアプリに近い手順で導入できます。当日の実演はMacが中心で、Windows向けにはZIPを作る想定でした。

何を準備すれば始められる?

当日配布されたフォルダーには、アプリ化の指示文、Codex App Builderのスキル、完成例のDMGなどが入っていました。スキルはCodexに作業手順を渡すためのファイル一式です。KEITOはまず、このフォルダーをCodexに渡してセットアップするよう案内しました。

前日のアプリ、配布フォルダー、スキルを読み込んだCodexの3点を準備する図。
  1. 前日のアプリ:AIスケジュール帳のプロジェクトを開く。
  2. 配布フォルダー:スキルと「アプリ化プロンプト」を取り出す。
  3. Codex:スキルを入れて再起動し、候補に出るか確かめる。
Codex App BuilderのスキルをCodexへ渡すと、アプリ化の作業手順として使えることを示したスライド。
配布フォルダーを置いてから入れて使うまでの全18ステップを5つに分けた流れ。

Codexを再起動したら、入力欄に $codex-app と打ちます。Enterを押す前に候補へ表示されるか確かめ、見えなければスキルのセットアップを見直します。

スキルを入れたあと、Codexの入力欄に「$codex-app」と打ち、Enterを押さずに候補を確認するスライド。

Codexには何を指示した?

Codexで前日のAIスケジュール帳のプロジェクトを選んでから、配布フォルダーの「アプリ化プロンプト」をそのままコピーして貼ります。指示文の「このフォルダー」は、選んだプロジェクトを指す形です。Windowsで作る場合だけ、末尾にWindows向けに置き換える指示を1行足します。

前日のプロジェクトを開き、アプリ化プロンプトをそのまま貼り、Windowsなら末尾に1行足して送信する4手順。
  1. 対象を開く:前日に作ったAIスケジュール帳のプロジェクトを選ぶ。
  2. プロンプトを貼る(文面はそのまま):配布された指示文をコピーして貼る。
  3. OSを指定する(Windowsなら末尾に1行足す):Windows向けに置き換える指示を加える。
  4. 送信する:Codex App Builderを使ってアプリ化を頼む。
配布フォルダーのアプリ化プロンプトを開き、文章をコピーする手順を示したスライド。
前日のAIスケジュール帳プロジェクトで、Codex App Builderを指定してアプリ化を依頼する指示文を示したスライド。

指示文はMac向けです。Windows利用者には、末尾にWindows向けへ置き換える旨を足すようKEITOが案内しました。ただし、この変更だけでWindows版の完成が保証されたわけではありません。

生成中、Codexは何をしていた?

送信後は、Codexがアプリを作る時間を待ちました。スキルの作業は設計、実装、包装、圧縮、確認の5つに分けて見られます。

Codexが設計、実装とアイコン作成、Macアプリ化、DMGとZIPへの整理、動作確認を進める5段階。
  1. 設計:画面と機能を考える。
  2. 実装:アプリとアイコンを作る。
  3. 包装:Macアプリとしてパッケージ化する。
  4. 圧縮:DMGとZIPを配布用にまとめる。
  5. 確認:起動と操作を試す。
Codexが設計、アイコン作成、Macアプリ化、DMGとZIPの作成、確認の5つを進める間、完了を待つことを示したスライド。

完成までには待ち時間がありました。KEITOの環境では、作業を始めてしばらくするとアプリが開きました。途中でアプリが現れたり消えたりしながら調整が続いたため、画面が一度開いただけで完了とは判断していません。実行の進み具合を見ながら、完了報告を待つ流れです。

完成したフォルダーには何が入った?

KEITOの画面では、完成形のフォルダーにDMGとZIPができました。DMGを開くと、AIスケジュール帳のアプリをApplicationsへ入れるMacの導入画面が表示されます。

Codexの完了報告を受けて完成形フォルダーを開き、DMGとZIPを確認するスライド。
DMGを開き、AIスケジュール帳のアプリをApplicationsフォルダーへ入れる操作を示したスライド。

当日の生成物には作ったアプリをCodexから画面操作するためのスキルも同梱されていました。人がアプリ画面で予定を入れる使い方に加え、Codexへアプリの操作を頼む使い方も想定されています。後者の自動操作は使い道としての紹介です。この回ではアプリ画面からの予定追加を実演しました。

完成形フォルダーのDMGとZIP、およびCodexからアプリを操作するスキルを並べた図。

起動後、AIによる予定追加までどう確かめた?

アプリを開いたあと、KEITOは設定画面を表示しました。そこにはCodexとの接続、ChatGPTログイン、AIのモデル、考える深さ、予定の保存場所が並んでいます。2026年11月時点のOpenAIのCodex app-server公式資料でも、アプリからChatGPTプランの利用権限を使ってapp-serverを動かす構成が説明されています。

アプリ起動、ChatGPTログインでのCodex接続、文章からの予定追加を確認する3項目。
  1. アプリを開く:DMGから入れたAIスケジュール帳を起動する。
  2. Codexへ接続:設定画面でChatGPTログインの状態を確認する。
  3. 予定を頼む:水曜日12時の食事を文章で入力し、カレンダーに入ったかを見る。
アプリ初回起動時に表示される設定画面と、Codexへの接続を確かめる項目を示したスライド。
AIスケジュール帳の設定画面。Codexとの接続、モデル、考える深さ、保存場所の項目が並ぶ。

試験では「今週の水曜日の12時にご飯の予定を入れてください」と入力。Codexが動いたあと、水曜12時の枠に「ご飯」が追加された画面を確認できました。KEITOのMacでの実演結果です。

AIスケジュール帳に水曜12時の食事予定を文章で入力し、Codexが日時を読み取っている画面。
AIスケジュール帳の水曜12時から13時の枠に「ご飯」が追加された画面。

Windows版や配布にはどんな注意がある?

当日の報告では、Windows版にプロセス管理の制限があり、スキルの更新で対応できるかもしれないとのことでした。KEITOは難しい場合の代替案として、Webアプリをすぐ起動できる形で使う方法も挙げています。Macで動いた結果を、そのままWindowsの結果には置き換えられません。

MacではDMG導入と予定追加を確認し、Windowsの制限と広く配る際の署名・公証を分けた図。
  • Macで確認したこと:DMGを開いてアプリを導入し、文章からの予定追加まで動いた。
  • Windowsで確認が残ったこと:ジョブオブジェクトと子プロセス管理の制限が報告された。
  • 広く配る前に必要なこと:Macアプリの署名と公証を検討する。
社内や知人向けに配る場合と、広く公開する場合で署名・公証の準備が変わることを示したスライド。

Macのアプリを広く配る話では、署名と公証にも触れました。Apple Developer Programの年会費は、2026年11月時点で99米ドルです。

AppleはMacアプリを直接配布する際の署名と公証も案内しています。KEITO自身、登録して設定を試したものの、作業は難しかったと振り返っていました。

作ったアプリの修正や削除はどうする?

質疑では、予定の編集が動かないという声も出ました。KEITOは動くはずの操作ならCodexに修正を頼み、必要なら画面操作で不具合を再現して確かめる方法を勧めています。完成後も操作を試し、見つかった不具合を直す流れです。

アプリを更新しても予定は残り、予定の保存場所はアプリと別であること、予定も消すなら先に設定から保存先を開いてフォルダーをゴミ箱へ入れることを示したスライド。

スライドでは、アプリを更新しても予定はそのまま残ると説明されています。予定の保存場所はアプリ本体と別です。予定も消す場合は、先に設定画面の「保存先を開く」からフォルダーを開き、ゴミ箱へ入れます。使わなくなったアプリ本体に加え、Codexへ入れたスキルも不要ならスキルフォルダーから削除します。

一方、KEITOは削除の説明で「全データ消えます」と発言しました。スライドでは予定の保存場所をアプリ本体と分けているため、予定も消すには保存先フォルダーの削除が必要です。

予定の編集はCodexへ修正を頼み、アプリ更新時は予定が残り、予定とスキルは別の場所から削除することを示す図。

まとめ

  • 前日分がなくても、Codex App Builderのスキルに作りたいアプリを伝えればWeb版とデスクトップ版を作れる
  • 前日のAIスケジュール帳を使う場合は、プロジェクトを開き、配布された指示文をそのまま貼った
  • KEITOの環境ではDMGとZIPができ、Macアプリを起動できた
  • ChatGPTログインの設定を確認し、文章から水曜12時の予定を追加できた
  • Windows版ではプロセス管理の制限が報告され、同じ結果は確認していない
  • 広く配る場合はMacアプリの署名・公証を検討する。予定の編集も動作を試し、アプリを消すときは別の保存先も確認する

よくある質問

前日に作ったアプリがない場合も、2日目の手順だけで作れますか?

作れます。KEITOはCodex App Builderのスキルに作りたいアプリを伝えれば、前日の基礎を飛ばしてWebアプリとデスクトップアプリを作れると説明しました。PCの容量が気になる場合は、スキルを使わず前日のWebアプリの作り方を選ぶ案も挙げています。

スキルを入れたかどうかは、どう確かめますか?

Codexを再起動し、入力欄に $codex-app と打つと候補に出ます。Enterは押さず、表示を確認してからアプリ化の指示へ進みます。

Windowsでも同じファイルを作れますか?

同じ結果になるとは言い切れません。Windows向けの指示に直す案は示されましたが、当日はプロセス管理の制限が報告されました。

DMGとZIPは何が違いますか?

DMGはMacでアプリを導入するために開いたファイルで、ZIPは配布用にまとめた圧縮ファイルです。講師のMacでは両方が完成形フォルダーに生成されました。

アプリを作れば、そのままAIによる予定追加が使えますか?

使えるようにするには、初回に設定画面でCodexとの接続(ChatGPTログイン)を確かめます。その後、文章を入力して予定が入るか試します。

作ったMacアプリを広く配る際に必要なことは?

署名と公証を検討する必要があります。Apple Developer Programの年会費は2026年11月時点で99米ドルで、手順はAppleの公式資料で確認できます。

予定の編集が動かない場合は?

Codexへ修正を依頼します。KEITOは画面操作で不具合を再現して確かめる方法も紹介しました。

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