セミナー開催レポートブログ

Claude CodeでWebデータ収集|Bright DataのMCP接続と料金・注意点

開催日
2026年6月9日(火)21:00–22:00
講師
サウスさん
セミナー開催レポートブログ BrightData×ClaudeCodeでデータ活用してみよう! 講師サウスさん 2026年6月9日開催

Bright DataをClaude Codeにつなぐと、Amazonの検索結果にある商品名・価格・評価や、検索上位の記事など、公開されているWeb情報を取得して整理できます。ただし、どのページも必ず取れるわけではありません。講座の実演でも取得先のポリシーで本文を読めなかったページがありました。

2026年6月9日の21時から、講師のサウスさんが「BrightData×ClaudeCodeでデータ活用してみよう!」を開催しました。Bright Dataの道具を紹介したあと、Claude Codeへの接続、Amazonの商品調査、検索上位記事の見出し分析まで画面を見せています。

今後のセミナー予定

Bright Dataでは、どんなデータを集められる?

Bright Dataは、Web上の公開情報を集めるためのサービスです。サウスさんは主な道具を4つに分けて説明しました。

Bright Dataの4つの収集方法はWeb Scraper、SERP API、Scraping Browser、データセット。
  • Web Scraper:サイトごとに用意されたスクレーパーで商品情報や投稿などを取得する
  • SERP API:GoogleやBingなどの検索結果を取得する
  • Scraping Browser:通常のスクレーパーがない動的なページもブラウザで扱う
  • データセット:Bright Dataが収集・整理したデータを購入して使う
Bright Dataのサービス全体像を、Web Scraper、SERP API、Scraping Browser、データセットの4つに分けたスライド。

Web Scraperには、AmazonやInstagramなど、サイト別に用意されたテンプレートがあります。講座のスライドでは当時の数を258個と示していました。一方、SERP APIは検索結果をデータとして受け取るための道具です。SERPは検索結果ページのことで、検索順位や上位記事を調べる場面に合います。

Web ScraperのテンプレートやIPの切り替えを紹介したスライド。
検索結果を取得するSERP APIの説明と、地域指定やリアルタイム取得の例を示したスライド。

動きのあるページを扱うScraping Browserと、事前に集めた情報を買うデータセットも紹介されました。講座の実演は主に商品情報と検索結果の取得に進みます。

JavaScriptで表示が変わるページを扱うScraping Browserのスライド。
Bright Dataが収集・整理したデータセットを購入して使う仕組みを示したスライド。

普通の検索AIとは、何が違う?

サウスさんが比べたのは、検索結果を読んで答えを作る方法と、指定したページの情報を取り出す方法です。ワイヤレスイヤホンの現在価格を尋ねる例では、検索AIごとに違う金額が返ってきました。

通常の検索AIはページを要約し、Bright Dataとの接続では指定ページの公開データを取得して整理する。
普通の検索AIとBright Dataを使う場合を、Amazonの商品価格とレビューの例で比べたスライド。

見に行く商品、地域、取得した時刻によって表示価格は変わります。この回では公開ページから取った値をClaude Codeで整理できる点を示していました。

Claude CodeとBright Dataは、どうつなぐ?

講座ではMCPを使いました。MCPは、AIが外部のサービスや道具を呼び出すための接続方式です。サウスさんはClaude Codeのプラグイン画面からBright Dataを探し、接続までの操作を案内しました。

当日はBright Dataの登録、Claude Codeのプラグイン導入、オンボーディングの順に接続した。
  1. Bright Dataのアカウントを作る。
  2. Claude Codeのプラグイン一覧でBright Dataを探して入れる。
  3. オンボーディングを実行し、ブラウザでログインして接続を進める。
MCPをAIとBright Dataをつなぐ仕組みとして紹介したスライド。
講座当時のプラグイン導入とオンボーディングの操作を並べたスライド。

接続後に使える道具として、1ページの取得、複数ページの一括取得、検索、複数語の検索、関連ページの発見という5種類をスライドで見せました。道具の呼び方や画面は講座当時のものです。接続先の考え方はBright DataのMCP公式ドキュメントでも確認できます(2026年11月時点)。

講座で紹介した1ページ取得、一括取得、検索、複数検索、関連ページ発見の5つの道具。

MCPでほかのサービスにつなぐ例は、Claude Code×Notion連携|接続からデータベース作成、ログの再利用まででも扱っています。

Amazonの商品情報は、どう調べた?

実演の題材はワイヤレスイヤホンでした。サウスさんはAmazonで「ワイヤレスイヤホン」を検索した結果ページをスクレイピングし、商品名・価格・評価を表にまとめるようClaude Codeに依頼。Bright DataのAmazon向けテンプレートで取得した結果は、Claude Codeの画面に文字情報として表示されました。

Amazonの検索結果ページを指定し、Bright Dataで公開情報を取得して、Claude Codeで商品名・価格・評価をまとめる流れ。
  1. 検索語と検索結果のページを指定する。
  2. Amazon向けのスクレーパーで、公開されている商品情報を取る。
  3. 商品名・価格・評価を表にまとめる。
Amazonの検索結果から商品名・価格・評価を表にまとめる依頼文のスライド。

サウスさんは複数ECサイトの価格を比べる、価格の変化を追うといった応用も挙げました。これらは講座で紹介した使い道であり、その場で全サイトの比較や定期実行まで検証したものではありません。

検索上位の記事は、どう分析した?

もう一つの実演ではBright Dataの使い方を検索し、上位5件のURLを集めて記事の見出しを比べました。検索結果の取得とページ本文の取得を組み合わせ、Claude CodeでH2、H3の並びを確認します。

検索上位5件のURLを集め、取得できた本文の見出し構成をClaude Codeで比べる3つの流れ。
  1. 調べるテーマで検索し、上位5件のURLを集める。
  2. 各ページの本文を取得する。
  3. 取得できた記事のH2、H3を並べて比べる。
検索上位の記事を取得して見出し構成を比べる実演の流れを示したスライド。

実演では検索結果の一部は取れたものの、Bright Data自身のページはポリシーによって本文の取得が止まりました。サウスさんは自社の商品や業務のテーマに置き換えれば、上位記事が何を書いているか調べられると話していました。

記事づくりを自動化する別の例は、WordPress MCPとClaude Codeの接続方法|お知らせ投稿と画像設定までの回にあります。

無料枠と料金は、どう確認する?

講座では当時の従量料金と紹介用クレジットに触れていました。ただし、製品ごとに課金単位が違い、現在の無料枠とも分けて見る必要があります。2026年11月時点の公式案内は次のとおりです。

2026年11月時点の公式案内ではMCPとSERP APIは月5,000リクエスト、Web Scraper APIは月5,000レコードの無料枠。

「リクエスト」は呼び出し回数、「レコード」は取得したデータ1件(表の1行)です。単位が違うため、3つの無料枠を足して使える回数とは読めません。Web Scraper APIの料金ページには、従量課金と月額プランの選択肢もあります。実際の費用は使う製品と取得量で変わるので、利用前に対象の料金ページを確かめるのがよさそうです。

スクレイピングでは、何を確認する?

サウスさんは法律の専門家ではないと断ったうえで、取得前に利用規約とサイト側の案内を読むよう話していました。特に、公開ページであることだけで一律に許されると判断せず、規約、robots.txt、収集する内容、相手サイトへの負荷を見ます。robots.txtは、サイトが自動巡回の対象について示すファイルです。

講師は公開範囲、利用規約、robots.txt、収集方法の4点を確認するよう話した。
  • 公開範囲:ログインが必要な非公開情報に踏み込まない
  • 利用規約:自動アクセス、スクレイピング、二次利用の記載を読む
  • robots.txt:サイトが示す自動取得への案内を確認する
  • 収集方法:個人情報の大量収集やサーバーに負荷をかけるアクセスを避ける
スクレイピングの使い方によって注意が必要になることを示した講座のスライド。
robots.txtで自動巡回を許可・制限する仕組みを説明した講座のスライド。
自動アクセス、スクレイピング、二次利用の記載を利用規約で確認するよう示したスライド。

講師はサービスの利用規約と法律上の判断を別々に考えるよう補足しました。XやLinkedInなどの規約に触れた場面もありましたが、個々のサイトで取得してよいかは一律に決めていません。Claude Codeを安全に使うための考え方と設定は、ClaudeCodeを安全に使うためのセキュリティ講座の回で扱っています。

一度の調査と定期収集は、どう使い分ける?

講座の後半ではClaude Codeへの依頼を具体的に書くコツを紹介しました。取得には30秒〜2分かかることがあり、エラーが出たら再実行する方法もスライドで示しています。

うまくいかない時のコツとして、依頼を具体的にする、30秒〜2分かかることがある、エラーが出たら再実行する、の3点を示したスライド。

サウスさんは価格の変化を追う例として、週1回の確認をClaude Codeにスケジュールする使い方も挙げました。一方、毎週の価格確認や毎朝の検索順位確認のような繰り返しには、Difyのワークフローを使う案が出ました。Difyは複数の処理をつないで実行できるツールです。サウスさんはSEO向けのコンテンツ案を作るワークフローを画面で見せ、Claude Codeに相談してDSLファイルを作り、Difyに読み込ませる流れを説明しました。DSLファイルはワークフローの構成を記述したファイルです。環境変数にはBright DataのAPIキーを設定するとのことでした。

Claude Codeではその場の調査、Difyでは定期的に繰り返す収集を扱うという講座での使い分け。
  • Claude Code:その場でテーマを決め、検索、取得、分析を頼む
  • Dify:価格や検索順位の確認を定期的に繰り返すワークフローの例
Claude Codeでの単発調査とDifyでの定期ワークフローを比べたスライド。

Difyの操作を詳しく扱った回には、Difyの使い方入門|チャットフローでSNS投稿文を一括作成するAIアプリの作り方もあります。

まとめ

  • Bright DataはWeb Scraper、SERP API、Scraping Browser、データセットを用意している
  • Claude CodeとはMCPで接続し、講座ではプラグインとオンボーディングを使った
  • Amazonの商品情報と、検索上位記事の見出し分析を実演した
  • 取得先のポリシーによって、本文を読めないページもあった
  • 2026年11月時点の無料枠は、MCPとSERP APIがリクエスト、Web Scraper APIがレコードを単位に案内されている
  • 利用規約、robots.txt、個人情報、相手サイトへの負荷を確認するという話があった

よくある質問

Bright Dataを使うと、Claude Codeで何ができますか?

公開されているWeb情報を取得して、Claude Codeで整理できます。講座ではAmazonの商品情報と検索上位記事の見出しを扱いました。

普通の検索AIと何が違いますか?

指定したページから情報を取得する点が違います。検索AIの要約で答えた価格と、商品ページから取得した価格が食い違う例を講師が示しました。

どのページでも取得できますか?

できません。講座では検索上位のページのうち、ポリシーによって本文を取得できない例がありました。

無料枠はいくつですか?

2026年11月時点の公式案内では、MCPは月5,000リクエスト、Web Scraper APIは月5,000レコード、SERP APIは月5,000リクエストです。製品ごとに単位と条件が異なります。

スクレイピング前には何を確認しますか?

取得先の利用規約、robots.txt、公開範囲、収集方法を確認します。サウスさんは個人情報の大量収集や相手サイトに負荷をかける使い方にも注意を促していました。

定期的な収集も実演しましたか?

定期収集は使い道として紹介されました。講座ではDifyのワークフロー画面を見せ、Bright DataのAPIキーを環境変数に入れる流れを説明しています。

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