Claude Codeを使い始めるには、テキストエディターのCursorを入れ、Node.jsを準備し、ターミナルでClaude Codeをインストールして「claude」と入力します。Claudeの有料プランかAPIの契約が必要で、無料プランでは使えません。つまずきやすいのはWindowsで、npmの更新、PowerShellの設定、Git for Windowsの導入で多くのエラーが解決しました。
2025年7月29日のProcevoのセットアップ会では、講師のKEITOがClaude Codeでできることを実演したあと、参加者と一緒にインストールから初回設定までを進めました。
タップで拡大 Claude Codeを起動するまでの4手順を示した図。Cursor、Node.js、Claude Codeの順に入れ、claudeと入力して初回設定をする なお、画面はすべて講座開催時(2025年7月)のものです。インストール方法はその後変わっています。
Claude Codeで何ができる? 講座の冒頭では、デスクトップに作った空のフォルダを指定し、「サンプルのサイトを作って」と指示するデモが行われました。Claude Codeは、Webページの骨組みになるHTML、見た目を整えるCSS、動きをつけるJavaScriptを順に自分で考えて作り、約5分でサンプルサイトが完成しました。
Claude Codeとは何かを説明したスライド。AIを活用したコーディングアシスタントで、ターミナルから自然言語で指示できる 続けて「フォルダの名前と中身の構成をわかりやすく整えて」と指示すると、フォルダ名が変わりました。そのうえで、画像やフォントを入れるassets、HTMLを入れるpublic、CSSとJavaScriptを入れるsrcといった、Web制作でよく使う構成にファイルを移しました。
さらに実用的な例として、請求書のPDFをいくつかフォルダに入れ、「PDFを確認して月別のフォルダに振り分けて」と指示するデモもありました。ClaudeはPDFの中身を読めるため、月ごとのフォルダを作って振り分けます。ただしデモでは、請求月ではなく支払月で分けられたものがありました。講師は「請求された月で振り分けて」のように、基準まで具体的に指示する必要があると補足しました。
タップで拡大 講座で実演したサンプルサイトの作成、フォルダ構成の整理、請求書PDFの振り分けを並べた図。 講師によると、講座の運営で使っているWebサイトの制作や、コンテンツやよくある質問の追加といった日々の更新も、Claude Codeで行っているとのことです。
使う前に知っておきたいリスクは? Claude Codeはパソコン上のファイルを直接操作できるぶん、リスクもあります。講座では、受講者がそのリスクを理解したうえで挑戦するよう繰り返し伝えられました。
代表例が、ファイルを削除するrmコマンドです。削除したファイルは元に戻しにくく、システムに必要な場所を消してしまうと、パソコンが起動しなくなるおそれもあります。講師が実践している対策は次の2点です。
作業させるフォルダを指定し、そのフォルダの中だけで作業させる 指定外のフォルダに触れようとしたり、削除を提案してきたりしたときは、確認画面の内容を読んで、必要なければ「No」を選ぶ タップで拡大 Claude Codeはファイルを操作できる便利さと、rmコマンドでファイルを消せるリスクがあり、作業フォルダを指定して確認画面を読んでから答える2つの対策を示した図 講座ではほかに、同じようにコマンドラインで動くAIツールとしてGemini CLIも紹介されました。
動作環境と必要なものは? 講座開催時の要件は、メモリ4GB以上、macOS 10.15以上またはWindows 10以上、インターネット接続、そしてNode.js 18以上でした。Node.jsは、JavaScriptで書かれたプログラムをパソコン上で動かすための実行環境です。当時のClaude CodeはNode.jsのパッケージとして配布されていたため、最初にNode.jsを入れる必要がありました。
動作環境のスライド。ハードウェア要件は4GB以上のRAM、ソフトウェア要件はNode.js 18以上とインターネット接続など 2026年11月時点の公式ドキュメント(https://code.claude.com/docs/en/setup)では、要件はmacOS 13.0以上、Windows 10 1809以上、Ubuntu 20.04以上などで、4GB以上のRAMとインターネット接続が必要です。現在は後述するネイティブインストーラーが推奨されていて、Node.jsは必須ではなくなりました。
タップで拡大 講座開催時と2026年11月時点のOS要件、Node.jsの要否を比較した図。 利用には、ClaudeのPro・Maxなどの有料プランか、APIの契約が必要です。無料プランでは使えません。講座では、有料プランのアカウントで連携する方法がいちばん簡単だと説明されました。2026年11月時点の料金ページ(https://claude.com/pricing)では、Proは年払いで月17ドル、Maxは月100ドルからです。Proプランの利用上限の範囲で、Claude Codeも使えます。
テキストエディターは何を使う? Claude Codeは、Macの「ターミナル」やWindowsの「PowerShell」でも動きます。講座では、テキストエディターのCursor(https://cursor.com/)を使う方法が勧められました。
事前準備としてテキストエディターのダウンロード先(cursor.com)を示した資料のスライド テキストエディターは、プログラムや文章を編集するためのアプリです。Cursorは、エンジニアに広く使われているMicrosoftのVisual Studio Codeをもとに、AI機能を加えたエディター。ターミナルも内蔵していて、画面の横にフォルダやファイルの構成が表示されるため、Claude Codeが何を作ったのかを確かめやすいのが利点です。
公式サイトからMac版かWindows版をダウンロードして、インストールします。Cursorの有料プランは、Claude Codeを使うだけなら必要ありません。
Node.jsはどうインストールする? 講座では、まずNode.jsのダウンロードページ(https://nodejs.org/en/download)から、インストーラー(.pkgなど)で入れる方法を試しました。しかし、インストーラーではClaude Codeに必要なバージョンにならず、エラーが出た参加者が多くいました。
Node.jsのダウンロードページ。インストール用のコマンドが並んでいる そこで、ページに表示されるコマンドを使う方法に切り替えました。OSを選ぶと、nvm(Node.jsのバージョン管理ツール)を入れてからNode.jsを入れるコマンドが表示されます。ポイントは次のとおりです。
行頭が#の行は説明なので、コピーしない それ以外の行を1行ずつコピーし、Cursorのターミナルに貼り付けてEnterキーで実行する 最後にnode -vを実行し、v22.17.1のようにバージョンが表示されれば完了 タップで拡大 講座で行ったNode.jsのコマンド表示からバージョン確認までの手順を示した図。 Cursorのターミナルは、画面右上にある「下のパネルを開く」アイコンから開けます。Macの参加者は、この方法でほぼ問題なく進められました。
Claude Codeはどうインストールして起動する? 講座開催時は、Node.jsのあとに次のコマンドでClaude Codeを入れました。資料には、sudoを付けて実行しないようにという注意も書かれています。
事前準備のNode.jsのインストールと、npmでClaude Codeを入れるコマンドを示した資料 npm install -g @anthropic-ai/claude-code2026年11月時点の公式手順では、Node.jsが要らないネイティブインストーラー(https://code.claude.com/docs/en/setup)が推奨されています。
macOS・Linux・WSL:curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash Windows PowerShell:irm https://claude.ai/install.ps1 | iex npmで入れる方法も残っていますが、現在はNode.js 22以上が必要です。インストールしたら新しいターミナルを開き、claude --versionでバージョンが出るかを確かめます。そのあとclaudeと入力してEnterキーを押せば、Claude Codeが起動します。
タップで拡大 講座開催時の2025年7月はNode.js 18以上を入れてからnpmでClaude Codeを入れ、2026年11月時点はNode.jsが要らないネイティブインストーラーで入れることを比べた図 Windowsでエラーが出たらどうする? 講座で最も時間がかかったのは、Windowsでのセットアップでした。講師が「再現性がない」と話したとおり、参加者ごとに違うエラーが出ました。講座の中で解決につながった方法は、次のとおりです。
WindowsのPowerShellでClaude Codeのインストールを進めている画面 Claude Codeのインストールで問題が出たときの確認手順を並べた画面 npmのバージョンが古い :エラーに表示されたnpm install -g npm@…のアップデートコマンドを、そのまま実行する実行ポリシーでコマンドが止まる :PowerShellを右クリックして「管理者として実行」で開き、スクリプトの実行を許可する設定を入れる。PowerShellを7系に上げると直ったという報告もありましたインストールできたのに`claude`が起動しない :Git for Windows(https://gitforwindows.org/)を入れると、起動するようになった参加者が多くいました。Claude CodeがGit Bashの場所を見つけられない場合は、環境変数CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATHにbash.exeの場所を設定しますタップで拡大 講座で見られたWindowsの3つの症状と、それぞれ解決につながった対処を並べた図。 最後の方法は、2026年11月時点の公式ドキュメントにも記載があります。現在は、Git for Windowsがない環境ではPowerShellで動作し、管理者として実行する必要もありません。そのため、今から始めるなら、まず公式のネイティブインストーラーを試し、うまくいかないときに上の方法を確かめるのが近道です。エラー画面をClaudeやChatGPTに貼って対処法を聞き、解決した参加者もいました。
初回起動時は何を設定する? claudeで初めて起動すると、まず表示スタイルを選ぶ画面になります。ダークモードやライトモードなどの中から、方向キーで選んでEnterキーを押します。
Claude Codeの初回起動画面。ターミナルの表示スタイルを選ぶ 次に、Claudeのサブスクリプションと連携するか、APIキーで連携するかを選びます。APIキーの取得は手間がかかるため、講座ではサブスクリプションとの連携が勧められました。ブラウザでClaudeのアカウントにログインすれば、準備は完了です。
作業するフォルダで起動すると、そのフォルダのファイルを信頼するかを聞かれます。中身を確かめたうえで「Yes, proceed」を選びます。
Claude Codeを使い始めた後の注意点は、Claude Codeのセキュリティ設定|自動承認と権限設計で起きた7つの事故と防ぎ方 とClaudeCodeを安全に使うためのセキュリティ講座 で扱っています。
まとめ Claude Codeは、ターミナルからの指示で、Webサイトの作成やファイルの整理など、パソコン上の作業を進められるAIツール ファイルを直接操作するため、作業するフォルダを決め、削除などの確認には内容を読んでから答える 講座開催時は、Cursor、Node.js(1行ずつコマンドで導入)、npmでのClaude Codeという順で入れた 2026年11月時点では、Node.jsが要らない公式のネイティブインストーラーが推奨されている Windowsでつまずいたら、npmの更新、PowerShellの設定、Git for Windowsの導入を確かめる 利用にはClaudeの有料プランかAPIが必要で、初回はサブスクリプションと連携するのが簡単 よくある質問 Claude Codeは無料で使えますか? 使えません。ClaudeのPro・Maxなどの有料プランか、APIの契約が必要です。2026年11月時点では、Proは年払いで月17ドルで、Proプランの利用上限の範囲でClaude Codeも使えます(Claudeの料金ページ(https://claude.com/pricing))。
Node.jsは今でも必要ですか? 公式が推奨するネイティブインストーラーで入れる場合は不要です。npmで入れる場合は、Node.js 22以上が必要です。
CursorがなくてもClaude Codeは使えますか? 使えます。MacのターミナルやWindowsのPowerShellからも起動できます。講座でCursorが勧められたのは、ファイルの構成を見ながら作業できるためです。
Windowsで「claude」と入力しても起動しないときは? まずclaude --versionでインストールされているかを確かめます。インストールされているのに起動しない場合は、Git for Windowsを入れるか、環境変数CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATHにGit Bashの場所を設定すると直ることがあります。
インストールするとき、sudoや管理者権限は必要ですか? 公式ドキュメントでは、npmで入れる場合にsudoを付けないよう注意しています。Windowsのネイティブインストールも、管理者として実行する必要はありません。
Claude Codeを使うと、ファイルが消えることはありますか? あります。Claude Codeはファイルの削除もできるため、作業するフォルダを決めて指示し、ほかの場所に触れる操作や削除の確認が出たら、内容を読んでから許可するかを判断します。