Claude CodeやCodexに作業フォルダを開かせれば、Webサイト用の文章ファイルを作り、写真からデザインの参考案を出すところまで進められます。ただし、色・フォント・レイアウトの決まりが粗いと、AIっぽい見た目になりやすいと講師は話していました。9月15日の1日目は、その課題に備えるための操作とスキル作成を扱い、本番環境への公開はまだ行っていません。
2026年9月15日21時から、KEITOが3日連続のバイブコーディング・ハンズオンの初回を開催しました。配布フォルダをAIエージェントで開く練習から始め、サービス紹介文を編集し、青いクラゲの写真をもとに3種類のデザイン案を出すスキルを作りました。
1日目は何を作った? 初回の目的はWebサイトを一気に公開することではありません。ファイルを読む・書くAIエージェントの動きを確かめ、デザイン作業を繰り返すための手順をスキルとして残すことでした。
配布された作業フォルダをClaude CodeかCodexで開き、中身を確認する。 サービス紹介文を文章ファイルに保存し、選んだ見出しに直す。 写真からデザインの参考案を作るスキルを登録し、実際に動かす。 タップで拡大 1日目に作業フォルダの確認、文章ファイルの編集、写真を使うスキルの作成を進めた3つの流れ。 講師は冒頭で広告向けのLP(商品やサービスを紹介する1ページのサイト)やコーポレートサイトの完成イメージを見せました。初日に制作したのは、その完成形へ向かうための準備とデザイン案です。
Claude CodeとCodexは、どう準備した? 当日はClaude CodeかCodexのどちらかを選びました。講師はデスクトップアプリで進め、ターミナルから起動するCLI(文字でコマンドを入力する操作画面)の手順も資料に載せています。
デスクトップアプリ:画面で作業フォルダを選び、日本語で依頼する。実演はこちらが中心。 CLI:ターミナルでAIエージェントを起動する。導入手順は配布資料で案内。 タップで拡大 AIエージェントをデスクトップアプリで使う方法と、ターミナルのCLIで使う方法の比較。 配布資料に示されたデスクトップアプリとCLIの始め方。 講師は有料プランに入っていないと相当厳しいと話していました。
作業フォルダを開くと、AIには何ができる? 配布資料を解凍したあと、参加者はそのフォルダをAIエージェントの作業場所として選びました。最初の依頼は現在のフォルダの場所と中にあるファイルを報告させるもの。ここで、AIが手元のファイルを読めることを確かめています。
AIに配布フォルダの場所と中身を確認させる練習が書かれた資料。 KEITOはWebサイトも文章や画像などのファイルを組み合わせてできているため、ファイルの作成と編集を任せられることが制作につながる、と説明しました。フォルダ設計を詳しく扱う別の回は、Claude Codeのフォルダ構成の決め方|plan.mdとbrand.mdで指示を6文字に です。
タップで拡大 配布資料のフォルダをAIエージェントで開き、ファイルの読み取りや作成・編集をWeb制作につなげる関係。 AIに文章ファイルを作らせると、何が変わる? 練習では架空のサービス紹介サイトに載せる文を作りました。材料のファイルを読み、見出しと紹介文をMarkdown(見出しなどを記号で表す文章ファイル)に保存します。次に見出し案を複数出させ、気に入った案だけを採用しました。
サービスの材料をAIに読ませる。 紹介文を新しい文章ファイルに保存させる。 見出し案を選び、ほかの文章を変えずに保存させる。 タップで拡大 AIが材料を読み、新しい文章ファイルを保存し、選んだ見出しを反映する3つの作業。 AIが作成した架空のサービス紹介サイト用の文章ファイル。 画面には見出しを選んで保存した結果も表示されました。変更範囲を指定する依頼なら、すでにある文章を残したまま修正できます。削除までAIに任せる設定については、講師も承認なしで進むリスクを説明していました。
AIが作るデザインは、なぜAIっぽくなりやすい? 文章を渡すだけでも、AIはHTMLやCSSなどのサイト用ファイルを作れます。一方で、色・フォント・レイアウトの決まりが粗いと、AIっぽい見た目になりやすいとKEITOは説明しました。デザインのルールと参考パターンを用意し、次の制作でも使える形にしておくことが、この回の着眼点でした。
タップで拡大 色・フォント・レイアウトの決まりが粗い場合と、デザインのルールや参考パターンを用意する場合の違い。 当日の実演では、講師が用意していたスキルのデモとして、富士山近くのキャンプ場を題材にしたサンプルLPも表示しました。
富士山近くのキャンプ場を題材にしたサンプルLPの画面。 スキルには何を書けばいい? スキルはAIに繰り返し使わせる作業の手順書です。サービス紹介サイトの掲載文を作るスキルを例に、いつ使うか、作業の手順、参考にする材料、確認する基準をまとめておく形が示されました。
いつ使うか:サービス紹介サイトの掲載文を作るとき。 作業の手順:資料を読む→6種類の掲載文を作る→点検→保存。 参考にする材料:brief.md、必要に応じて文章の見本。 確認する基準:見出しは30文字以内、特徴は3つ、資料にない実績を足さない。 タップで拡大 スキルにいつ使うか、作業の手順、参考にする材料、確認する基準を記す4つの内容。 繰り返す作業のルールをスキルに保存する考え方を示した資料。 Claude Codeのスキル資料 とCodexのスキル資料 にも、スキルの定義や作成方法が載っています(2026年11月時点)。講師は、名前と説明がスキルを呼び出す手掛かりになる、と強調していました。
写真1枚からデザイン案はどう作った? 実際に作ったのは、写真から配色・レイアウト・キャッチコピーの参考案を出す「Photo Design Pattern」スキルです。画面では青いクラゲの写真を渡し、水の色や光の印象をデザインの手掛かりにしました。
写真をAIに渡す。 色・余白・質感など、写真の特徴を読む。 写真と文字の置き方を変えた3案を作る。 ブラウザで切り替えて比べる。 タップで拡大 クラゲの写真を渡し、特徴を読み、3つのデザイン案を作ってブラウザで比べる4つの流れ。 写真から色やレイアウトを考えるスキルの作成手順を示した資料。 クラゲの写真をもとに抽出した色と文章の配置を示すデザイン参考画面。 写真に写っていない価格や商品情報を、AIに決めつけさせないことも資料に記されていました。デザインを考える材料と、実際に掲載する事実は分けて扱います。
スキル作成画面では、何を登録した? Claude側の作成画面では、スキル名・説明・本文に、写真から案を作るための指示を登録しました。Codexではスキル作成用の仕組みを呼び出し、同じ内容をAIに作らせる方法も紹介しています。
写真からデザイン参考案を作るスキルの名前、説明、本文を入力した画面。 スキル作成をAIへ依頼するために資料に示された指示文。 完成したスキルを呼び出し、写真を指定すると、AIが案を作り始めました。講師の環境で作られたスキルの内容も画面で確認しています。画面操作や作成方法は変わり得るため、再現する際は前述の公式資料も参照してください(2026年11月時点)。
作成された写真デザイン用スキルの説明と確認項目を表示した画面。 3つの案は、どこを見比べた? 同じクラゲの写真でも、写真の大きさ、余白、文字の置き方で印象が変わります。ブラウザでA・B・Cを切り替え、好みの案を選んでから直す流れでした。
A案:青い写真を大きく使い、画面に広がる見せ方。 B案:明るい余白と、アーチ形に切った写真で見せる構成。 C案:丸い写真と鮮やかな青の面を組み合わせた構成。 タップで拡大 同じクラゲの写真を大きく見せるA案、明るい余白とアーチ形の写真で見せるB案、円形と青い面で見せるC案の比較。 クラゲの写真から作った3つのデザイン案を切り替える画面。 青いクラゲの写真を大きく使ったA案の画面。 丸い写真と鮮やかな青の面を使ったC案の画面。 参加者からは、3案が出ても思ったほどお洒落にならなかったという声もありました。KEITOは初日はスキル作成の練習であり、翌日にデザインシステムを作ると話していました。
作った案とスキルはどこに保存する? 生成した案のファイルが思わぬ場所に保存されることがあります。講師は生成結果のリンクからFinderやエクスプローラーで場所を確かめ、スキルの中に参考案を蓄積するよう保存先の指示を直しました。
タップで拡大 生成結果のリンクから保存場所を確認し、参考案をスキルの中に蓄積するよう指示を直す3つの手順。 写真から作るスキルの作業画面と、ブラウザで案を比較する資料。 保存場所が分かれば、別の写真で作った案も同じ場所に増やしていけます。後日「前に作ったC案の雰囲気で」と指定するための下準備です。ただし、AIの出力場所は指示どおりになっているか、実際のファイルで確認する必要があります。
2日目と3日目は、何につながる? 1日目の最後に、KEITOは翌日のデザインシステム作成と、用意したデザインパターンを使う作業を予告しました。1日目は「AIでフォルダを扱う」「文章を編集する」「写真を使うスキルを作る」まで。サイト制作と公開を含む3日間の続きは、それぞれの回につながります。
タップで拡大 1日目のフォルダ操作・文章編集・スキル作成を、2日目のデザインシステムとサイトの試作につなぎ、3日目に続く3日間の流れ。 2日目はデザインシステムの作り方|Claude DesignとStyle Vaultでサイトを試作 、3日目はバイブコーディングでサイト設計|FigmaのワイヤーフレームとVercelテスト公開 です。
まとめ 1日目は、AIエージェントの準備と作業フォルダの確認から始まった。 サービス紹介文をファイルに保存し、見出しだけを選んで直す練習をした。 デザインの色・フォント・レイアウトを決める材料として、写真を使うスキルを作った。 青いクラゲの写真から3案を作り、ブラウザで見比べた。 保存先を確かめ、参考案を次の制作でも使えるように整理した。 サイトの本番公開は初日の実演には含まれず、3日間の続きへ進む。 よくある質問 プログラミング経験がなくても参加できる? できます。1日目はデスクトップアプリでフォルダを選び、日本語でAIに依頼するところから始めました。ただし、講師は有料プランに入っていないと相当厳しいと話していました。
Claude CodeとCodexの両方が必要? 両方は必要ありません。当日はどちらか一方を選び、配布フォルダを開いて練習しました。
初日だけでWebサイトを本番公開した? していません。初日はAIエージェントの操作、文章ファイルの編集、写真からデザイン案を作るスキルが中心でした。
スキルを作ったのに、案の保存場所が見つからない場合は? 生成結果のリンクからFinderかエクスプローラーで場所を確認できます。講師は保存場所を見つけてから、次回以降も同じ場所に蓄積するようスキルを直していました。
3案が気に入らない場合は? 選んだ案の色や余白、見出しを指定して直します。初日の案はスキル作成の練習でもあり、KEITOは翌日にデザインシステムを扱うと説明していました。
スキルの保存先をクラウドにしてもよい? 可能だと講師は答えました。ただし、保存先からスキルを呼び出せるよう設定する必要があり、当日はパソコン内に保存されたファイルを例に説明しています。